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「18の夢」から10年あまり、ようやく高校の頃に憧れていた肩書きを、手に入れることができた。
しかしその喜びは1週間と経たずに消え去り、現実が目の前に迫って来たのだ。自分の作りたいものが作れるわけでは無い。自分の個性を最大限主張できるものでは無い。他人が欲しいものを、代わりに作る。それが商業デザイナーだったのだ。
もう1つ、デザイナーは定年が早い。会社勤めのサラリーマンデザイナーとしては35ぐらいが限界、それ以上になるとディレクター・プロデューサーに発展していく。残念ながらその方向は、目ざしているものとは異なっていた。だから、このまま続けることにも、迷いが生じたんですね。
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