基本編 光の3原色

人間の目に映る色は様々あります。その中で、他の色同士を混ぜ合わせる(混色する)と新たな色を作ることができますね?ところが、どのような組み合わせをやっても再現することができない色が3色存在します。これが原色です。色を混ぜ合わせる方法によって2種類の原色がありますが、今回は「光の3原色」について書きます。

RGBという言葉は聞いたことがあると思います。それぞれRED、GREEN、BLUEの頭文字を並べたものですが、この3色が「光の3原色」です。
右の色相環を見てください。この右側の端の色が赤(R)、時計周りに120°毎に緑(G)青(B)と並んでるのがお解りいただけると思います。例えば赤と緑の光を合わせると重なった部分は黄色に見えるわけです。RGB全ての光を重ねると、白になります。この原理はプロジェクター方式のテレビと同じです。

この光の3原色を混ぜ合わせる原理を加法混色と呼びます。スポットライトやテレビ(液晶も含む)に使われている原理なんですね。更に解りやすくしたのが左の図です。スポットライトと同じ組み合わせにしてみました。それぞれ色が重なった部分に別の色が現れます。後で触れますが、この重なった部分に現れる3色はシアン(C)マゼンタ(M)イエロー(Y)です。覚えておいてください。

Photoshopをお持ちの方、黒い背景にして赤、緑、青の円をそれぞれ別々のレイヤーに書いてみてください。そして各レイヤーの描画モードを「スクリーン」にすると、重ね合った部分が左の図と同じように現れますよ。