18の夢

高校のころ・・

高校の頃、ちょっとだけ友達より絵が上手かった。ただそれだけのコトで、デザイナーを夢見ていました。当然その道へ進もうと決意したCamelliaは、その系統の大学への進学を望んでいました。
札幌には専門学校はあるけど、芸術系の大学は市内には無く、道外で探した結果、神奈川のT海大学(伏せ字になってない?)を選んだのです。

無謀な挑戦

そして2月。10日間横浜の伊勢佐木町に滞在して、受験することになりました。倍率は160倍前後。定員は8人くらいだったかな・・・今思うと無謀な挑戦でしたね。
ふつう受験前となると時間を惜しんで勉強するんですが、なぜか伊勢佐木モールをぶらぶら歩いたり・・・少しでもいい絵をかこうと、他のコトばっかりしていた(笑) この時歩いた町が、今でもすごく印象に残っています。
地下鉄で横浜に出て、相鉄・小田急を乗り継いで東海大学へ・・・ 2日間、学科・実技・面接の日程をこなしました。しかし!実技でデッサンを描いた時のコト。メッチャショックを受けました。
周りの人たちの絵は、オレとは比べ物にならないのです。神業のよう。そりゃそうでしょう。全国から絵の上手い人が集まってくるんですから。ちょっとだけ上手い程度のオレには勝ち目はなかったのです。 この時点で不合格を確信しました。数日後、予想どうりの結果が出ました。デザイナーの夢は神奈川で、無惨に砕け散ったのでした。

諦め切れない

滑り止めで受けた札幌の大学に進んだオレには全く先のコトは見えなくなっていたのです。何をやりたいか、進む道も見えないままに結局卒業しました。 Macと出会い、再び「感性の仕事」を夢見るようになったのは、受験失敗から6年後のコト。立ち直りが遅いのを、象徴してますね。
そして夢の続きを見始め、少しづつ結果を出し始めた今、一度夢を断たれた所からやり直したいというのが本音です。できれば、この続きを東京か、横浜あたりでできないものかと。夢は、あきらめ切れなかった・・・・

2000.06.10 UP