新しき国ヘ
放送終了から1年半が経ち、
今さらですが、
NHK大河ドラマ「義経」の最終回を見ました。
武功だけではなく、
悲運の末路があったからこそ、
彼は史上有数の英雄となり、
その後多くの伝説を残したのでしょう。
かなり昔に民放で「源義経」が放送された時の内容に比べると、
NHKらしい淡々としたストーリーで終わった気がします。
今までいくつかの義経伝説のドラマは見てきましたが、
この「義経」はいちばんお気に入りになったと思います。
最終的には敵対した、
平清盛も木曽義仲も源頼朝も、
みんないい人でした。
だからよけいに義経の最期が、
悲しいものになったのかもしれません。
6years
「芸術家になる!」
意気込んで飛行機に乗り込み、
上京したあの日から、
今日で6年が経ちました。
言い方を変えれば、
何に成果も出せないまま、
仕事に追われて6年が過ぎていった。
多くの人は夢を持ちながらも、
こうして現実とぶつかり、
夢を諦めてしまうのかもしれません。
まだ家族を持たない分、
気楽と言えば気楽なのかも。
どこまで行けるかわかりませんが、
少しは心を入れ替えて、
自分の目標に向かっていこうと思い直しました。
しずやしず
この前の回までは、
TVで見ていた。
しかしここから最終回までの4回は、
見ていなかったのです。
なので、
DVDで大河ドラマ「義経」のラスト4回を見ることにしました。
静
実在した人はどうなのかわかりませんが、
このドラマでは、
おっとりしているように見えて、
芯の通った人ですね。
そしてとてもロマンチストでもありました。
静の言葉で印象に残っているのが、
義経と再会したものの、鎌倉を去ることを決めたときの会話。
「いつぞや、私にここに残るように申されました。あれは、まことで?」
「まことじゃ。」
「ならば、そのお言葉だけで充分でございます。九郎さまの、そのお心を抱いて参ります。
鎌倉の葦の仮寝の一夜ゆえ身を尽くしてや恋いわたるべき
思いがけず、楽しい日々でございました。」
この言葉にキュンときてしまいました。
今の時代には義経のような男子も、
静のような女子も居ないのかもしれません。
でも、義経のような人でありたいと、
常に思い続けていたならば、
いつか静に出会えるでしょうか。

2007.06.09 00:00
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