一夜明け
誰もいなくなった教室。
卒業生の教室からは、
掲示物の取り外しが始まった。
壁に貼ってあった彼らの作品も、
1つ1つ取り外し。
その作品を製作中の彼らの表情が、
思い出される。
生き生きとしていた人、
熱心に本読んで研究していた人、
そのふりしてマンガ読んでた人、
寝てた人...( ̄□ ̄;)
教室は寂しくなりました。
そして新しい学生を迎え入れるのだ。
彼らに思い入れが強かったオレは、
当分、
教室のように簡単に気持ちを入れ替えることはできないな。
卒業おめでとう
なぜか結婚式場で、
卒業式が行われた。
似つかわしくないぐらい豪華な建物だったけど・・・
1年間担当してきたマルチメディア科2年生25名、
今日、旅立ちました。
初めて送り出す側に立ってみると、
感慨もひとしおです。
みんな、いいヤツだった。
この1年間、
大変だったけど、とても楽しかった。
オレ自身も一生思い出に残るだろう。
この仕事をやってよかったと思う。
別れの酒と固い握手で
Camelliaが送り出した雛たちが、
今後大きく成長することを祈ります。
夜間飛行
もう2年前に手がけた作品になるだろうか。
札幌に帰る最終便の飛行機の窓から見た景色がきれいで、
それをヒントに仕上げた作品がある。
「夜間飛行」という未発表のもので、
コンテスト用に温存したままになっているもの。
何か1つ足りないものを感じていて、
手直ししようと思いながらも、
そのままになっていた。
思えばこういう作品、
他にも数点ある。
新たに作る余裕が少ない今でも、
この作品の手直しはできるはず。
できれば春作品1点は作りたいところだけど、
せめてこれだけでもなんとかしよう。
強力なパワーのマシンも手に入れたことだし。