顔料インク
今年も無事に、
Camelliaサンタの役目を果たしました。
サマーカードのときは1ヵ月以上も遅れてしまい、
このままだとクリスマスカードも遅れる恐れがあっただけに、
間に合ってよかったと思います。
今回、念願の「顔料インクプリンタ」を導入して印刷しました。
5年ぐらい前に「MC-2000」という耐久性のある顔料インクを使うプリンタが登場してから、
なんとかこれを使って作品をプリントしたいと思っていましたが、
ようやく実現できました。
このインクは直射日光の当たらない、
そしてフレームなどに入れてできる限り空気を遮断した保管をしておくと、
通常では持って10年程度といわれているものが、
80年は色褪せることがないというもの。
アートの作家としては、
ぜひこのインクでプリントしたものをプレゼントしたかったのです。
カードプレゼントにご応募いただいた方、
ありがとうございました。
できるなら末永く大切に保管してください。
ある森の中
2006クリスマスカードのタイトルは、
「ある森の中」です。
この作品は、
「星のかけら」のようなファンタジー路線のものですが、
ゆきだるまくんのようなキャラクターが、
大きく出てくるものではありません。
想定した設定は、
シラカバの森の中にある、
「森に住む小人の家」なんです。
「動く城」では無いです(笑)
横版の作品で、
色合いは2000年の「星のかけら」に近いですね。
冬を想像させる要素として、
「雪」「葉の落ちたシラカバ」「煙突の煙」などを使い、
大判で印刷して初めてわかる細部のこだわりなどもあり、
なかなか面白い作品になったとおもいます。
PM-3000CからPX-G5100
みなさん、
クリスマスカードに、
新しいプリンタが間に合いました!
今日、無事に届きました。
EPSONのPX-G5100という、
念願の顔料インクを使ったA3ノビ対応
インクジェットプリンタです。
今まで使っていたプリンタ、
PM-3000Cは99年夏に購入し、
それから7年半、
歴代全てのサマーカード・クリスマスカードを印刷し、
Camellia初の受賞となった
2000年の東京グラフィックスフェアCG-ART展に
「うるおいの塔」を応募した時も、
このプリンタでA3ノビ印刷したのでした。
Macintoshは1・2番機が制作から引退し、
デジカメも3代目に移行、
オレが札幌にいた頃から使って来た仲間もずいぶん減りました。
今までの足跡をたどる上で、
コレ無くしては語れない、
それほど貢献してくれたいいプリンタでした。
今までありがとう。

2006.12.22 00:00
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