高橋克彦「時宗」
昨日のBBSに少しだけ書きましたが、
ADSLがダウンして自宅でネットできなくなった時、
退屈しのぎ(?)で本を買って読んでいました。
歴史物・・・とだけ書いていましたが、
昨年の大河ドラマの原作、
高橋克彦「時宗」全4巻です。
仕事のお昼休みや家で少しづつ読んでいて、
全日ようやく全部読み終わったんですね。
思っていた以上に原作とドラマは内容が違っていましたが、
こういうパターンって、
映画とかでもそんなもんですかねぇ。
オレの場合ドラマを見たあとに原作を読んだので、
登場人物がTVに出てた顔を想像してしまうんですよね。
ただ、不思議なのは時宗も時輔も、
原作の終わりでは34才と37才なのに、
どうしても若い方向に想像してしまう。
そう想像させるストーリーなのかなぁ。
今年の大河ドラマ
昨年のNHK大河ドラマ「北条時宗」は、
ほぼ欠かさず見ていたおかげで、
一部の台詞まで憶えている(^_^;)
と言うことは今年の大河ドラマ「利家とまつ」も、
当然見ている・・と思われる方多いでしょう。
実は、初回以来見てません。
歴史物が好きだったわけじゃなく、
今まであまり取り上げられなかった時代背景と人物だったこと、
そして主役の2人はオレは知らない人だったので、
和泉元彌=北条時宗、渡部篤郎=北条時輔として、
すんなり受け入れられたんですよね。
そして何よりオープニングがCGで演出され、
それが見ごたえあった。
今回のドラマは残念ながらオープニングは実写映像のみ。
キャストも視聴率狙いが見え見え・・・
まるで「トレンディ大河」
あまり魅力は感じないんですね。
美しき心
風の谷のナウシカ
もう、18年前の映画なんですね。
今日TVで久々に見ました。
たしか一連に宮崎アニメでも、
かなり初期の頃のものだったと思いますが。
なんか、
もののけ姫に似ていませんか?
ストーリーも、キャラの性格も。
女性の支配者も出てくるし、
化けもものようなものも出てくるし・・・
主人公の女性が、
そこに住む人々を守るストーリーだし。
時が経っても、
きっと同じことを、
原作者は伝えたかったのでしょうか。
「美しき心」を持てと。
英雄「時宗」
昨日でオレが今年ハマっていたドラマ、
北条時宗は最終回でした。
オレがドラマにハマるのは、
3年ぐらい前の「ビーチボーイズ」以来だろうか・・・
そうめったにないんですけどね(^^;
18才で鎌倉幕府執権となり、
24才、31才と2度の蒙古の襲来からこの国を守り、
わずか3年後34才で亡くなった北条時宗。
ほんとうにこの国を外敵から守るために、
生まれてきたきたような人でした。
そしてその脅威が去って、
すぐに亡くなってしまった。
日本の歴史上、
最も英雄と呼ぶに相応しい人物だったと思います。
そして時宗の菩提は、
鎌倉市郊外の円覚寺に眠っているという...
ふと、彼に会いに行きたくなりました。
莫煩悩
「煩い悩むこと莫れ」
鎌倉時代に大陸から渡ってきた僧、
無学祖元が、
当時の執権北条時宗に教えた言葉。
これは以前から知っていたけど、
たまたま先日の大河ドラマでそのシーンがあった。
700年たった今、
この言葉が自分に何か当てはまるのでは無いかと、
考えてみた。
「心を悩ませることなかれ」
時宗は度重なる蒙古の襲来や、
国を率いるものとしてのプレッシャーで、
病にかかり、わずか32年で、
その生涯を終えてしまった。
重圧に弱いCamelliaなら、
そこまで持たなかったかもしれないなぁ。
今の自分は時宗に比べたら、
まだまだ序の口の悩みかもしれないけど。
「莫煩悩」
ホントに、
いい言葉に思えてきた。